ミミズの生物濃縮

酸では十分な除去ができない

ミミズが生育する腐葉土には、多量の有害物質が含まれています。植物は養分と共にヒ素、重金属などの有害物質も吸い上げ、これらは葉っぱに貯蔵しています。葉っぱはいずれ枯葉となって地面に落ちて腐葉土となります。ミミズが生育する土は枯葉が堆積した腐葉土となっていますので、重金属などの多量の有害物質が含まれています。さらに腐葉土を餌とするミミズは、体内でこれらの有害物質が蓄積されていきます。植物とミミズで二重に生物濃縮がかかっているミミズに含まれている、菌や有害物質の量は結構多いのです。
明るい場所での長時間放置やミミズの表皮に酸を書ける従来の方法では、ある程度は、糞土、体腔液をミミズ体内から除去できるものの、ミミズに蓄積された菌や有害物質を十分に除去することは容易ではありませんでした。 また、ミミズの糞土・体腔液を除去する方法も、ミミズを明所で長時間放置する必要があるため、処理全体に相当な時間がかかっていました。

除去過程でミミズの有効成分が消失

さらに、ミミズには豊富な酵素が含まれているため、ミミズが糞土や体腔液の除去過程で死んでしまうと、ミミズの有効成分も消失してしまうのです。ミミズの体内からの糞土、体腔液の除去する過程においては、絶対にミミズを殺さないようにする必要がありました。しかし、従来の方法では、酸でミミズの表皮を溶かすなどミミズに強いダメージを与えて死んでしまうことが多かったのです。これによりミミズ製品の効果が大幅に低下することがありました。