
日本人の死因の上位には、がん・心臓疾患・脳血管疾患が挙げられます。厚生労働省の統計(令和4年)によると、1位は悪性新生物(がん)で24.6%、2位は心臓疾患(14.8%)、4位は脳血管疾患(6.8%)です。
心臓疾患と脳血管疾患は一見別の病気に思えますが、どちらも血管の異常が原因で発症します。これらを合わせると、がんとほぼ近い死亡率となり、日本人の約4人に1人が血管疾患で亡くなっているのが現状です。
脳卒中や心筋梗塞は、発症すると命に関わる重大な病気ですが、医療技術の進歩により治療が可能になりました。それでも依然として多くの人が命を落としており、予防が重要です。日頃から生活習慣を見直し、血管の健康を意識することが、長寿への鍵となるでしょう。