ミミズ西洋赤ミミズは土を食べ、そこに含まれる有機物や微生物、小動物などを、自身の持つ酵素で消化吸収し、粒状の糞として排泄しています。それが植物の生育に適した良質な堆肥となっています。ミミズは1日あたり体重の半分から同量程度の餌を摂取し堆肥を作り、土壌を浄化・改良する一方で、土壌中の重金属やヒ素などが体内に蓄積されます。

ミミズを医薬品や食品の原料として用いる場合、この生物濃縮の問題をクリアする必要があります。また、土を食べているため、土壌中に生息する様々な微生物を殺菌する必要もあります。

ワキ製薬と長岡高等専門学校の赤澤真一先生らは、今までのミミズ原料の製造方法を根本から一新させる、画期的なミミズの育成方法とミミズ粉末原料の製造方法を開発しました。