安全なミミズ食品を製造するための原料となるミミズの育成専用床には、細菌や重金属を含まない植物性繊維質材が用いられており、これを餌とすることで別途に餌を与える必要もありません。この育成専用床のおかげで、ミミズ体内への菌や有害物質の残留の問題を一気に解決することができました。

産卵させる繁殖ミミズと、ミミズ食品原料用育成ミミズをそれぞれ分別し、育成用ミミズ専用養殖床には砒素や重金属等の有害物質を含まない食物繊維で育てる養殖方法を研究開発しました。

植物とミミズで二重に生物濃縮がかかっているミミズに含まれている、菌や有害物質の量は結構多いのです。従来の除去方法では十分取り除くことができないばかりか、有効成分が消失する問題がありました。

従来より、ミミズ食品の原料となるミミズ乾燥粉末を製造際に、有害物質や細菌をミミズ体内から効率よく除去する方法が課題なっていました。

健康食品原料のミミズの養殖において、土や餌に含まれる細菌の繁殖や、砒素や重金属等有害物質を蓄積していく生物濃縮が問題になります。

ミミズを原料にした医薬品や食品開発のパイオニアは奈良に本社を置くワキ製薬で、実に六十年以上にわたってミミズ製品の製造を行っています。